2026-07-28

本調査では、EAPのカウンセリング実施前後で同一のWOS-7(*1)を実施し、2つのアプローチで比較・分析しました。
①リスク層の割合の比較
WOSで基準値(*2)を超えて問題があると判断されたリスク層(以下「問題あり」と表記)の相談ケース(*3)の割合を前後比較したところ、対象となる6項目すべてにおいて割合の低下が確認されました。
②平均値の差の検定
全6項目の平均値の差を分析したところ、「仕事への取組み」、「人生の満足度」、「ジョブパフォーマンス」の3項目において、統計的な有意差が認められ、特に「仕事への取組み」についてはより明確な改善効果(*4)が実証されました。
調査対象期間:2025年10月1日~2026年3月31日
調査対象者:カウンセリング利用者のうち、事前・事後アンケート双方に回答した115ケース
回答:Webアンケート形式、任意 (*5)






(考察)
本調査では、カウンセリング前後において、WOSの6項目でリスク層である「問題あり」の割合が低下したことが示されました。また、平均値の前後比較においては、「仕事への取組み」、「人生の満足度」、「ジョブパフォーマンス」の3項目で統計的な有意差が認められ、特に「仕事への取組み」については、より明確な改善効果も実証されました。
これまでの継続的な調査(第1弾~第3弾)を通じ、時期や対象サンプル、また評価項目数に一部差異はあるものの、カウンセリング介入後にリスク層の割合が総じて低減するという共通の方向性が改めて示されました。また、平均値の検定においては、特に「仕事への取組み」で一貫した改善効果が実証されています。
本調査においては、対象者の私生活の変化や業務負荷の変動、時間の経過による自然な回復といった外部要因を排除しきれていない面もあります。一方で、これまでの蓄積された実績から、当社のEAPカウンセリングは特定の環境に左右されにくい、安定的かつ再現性の高い心理・行動変容のアプローチであることが示されています。これは、組織全体の生産性損失の抑制に実質的に貢献する、実効性の高い施策である可能性を示唆しています。
データ更新周期は半年毎です。次回の結果公表は、2026年11月を予定しています。
今後もピースマインドは、「はたらく人の抱える不を解決し心豊かな未来を創る」という企業理念のもと、EAPの実効性を見える化し、企業の「はたらくをよくする®」取り組みを支援してまいります。その一環として、継続的なデータ公開による改善傾向の追跡を行い、EAPの価値向上に努めてまいります。
*1 WOS(Workplace Outcome Suite)は、グローバルで標準的に用いられるEAP効果測定指標です。WOS-7は、WOSの短縮版アンケートであり、本調査ではそのうち6項目を対象としています。
*2 WOSは、項目ごとにカットオフ値が設定されています。その値以上のスコアは、業務等に支障が出ている問題がある状態(リスク層)と判断します。
*3 カウンセリングは1回あたり50分です。相談者が抱える相談・問題の単位をケースとし、1ケース内で実施するセッション回数・期間は、契約や内容によって異なります。
*4 本調査では、統計的な有意差(再現性の高さ)と効果量(変化の大きさ)の両者を考慮して改善効果を評価しています。
*5 ケース開始時(初回セッション開始前)に事前アンケートを、ケース終了後(最終セッション実施後)に実施後アンケートの回答を求めます。
【参考情報】
【取材等のお問い合わせ先】
ピースマインド株式会社 マーケティング部
担当:髙橋(たかはし)、末木(すえき)
お問合せ:https://www.peacemind.co.jp/contact/form_interview