2026-02-10

EAPのカウンセリング実施前後で同一アンケート(WOSの5項目とWHO-HPQ(*2)の絶対的プレゼンティ―イムズ1項目を組み合わせた全6項目)を実施し、2つの方法で比較・分析しました。①WOSで基準値(*3)を超えて問題があると判断された(以下「問題あり」と表記)相談ケース(*4)の割合を前後比較したところ、5項目全て改善していることが確認されました。②全6項目の平均値の差を分析したところ、プレゼンティーイズム、職場での苦痛、仕事への取り組み、人生満足度、ジョブパフォーマンスの項目において、統計的な有意差(改善)が認められました。
これらの結果は、前回の調査(2024年10月1日~2025年3月31日)と同様の傾向を示しており、前回の調査に続き、異なる期間・サンプルにおいても同様の改善傾向が確認されました。このことから、EAPカウンセリングの効果は、リスク層の低減、利用者の心理的安定や仕事への取組み姿勢の向上、およびEAP導入が損失の抑制に寄与している可能性を、改めて裏付ける結果となりました。
調査対象期間:2025年4月1日~2025年9月30日
調査対象者:カウンセリング利用者のうち、事前・事後アンケート双方に回答した167ケース
回答:Webアンケート形式、任意 (*5)






(考察)
本調査では、カウンセリング前後において、WOSの5項目全てでリスク層である「問題あり」の割合が低下したこと、またプレゼンティーイズム、職場での苦痛、仕事への取り組み、人生満足度、ジョブパフォーマンスの平均値の前後比較においては、統計的な有意差(改善)が認められました。
本アンケートは、これまで異なる時期・異なる対象者に対しても行っており、その分析結果と本結果とを比較したところ、異なる実施期間および異なる対象者においても概ね一貫した改善効果を示しています。臨床現場における介入効果検証であり、対象者のライフイベントや業務負荷の変動等を考慮できていないことや、時間経過と共に自然とよくなる成熟効果などの限界はあるものの、この結果は、本介入(EAPカウンセリング)が特定の条件に左右されない高い汎用性を有していること、また組織全体の生産性向上に寄与する実効性の高い施策である可能性を示しています。
データ更新周期は半年毎です。次回の結果公表は、2026年5月上旬を予定しています。
今後もピースマインドは、「はたらく人の抱える不を解決し心豊かな未来を創る」という企業理念のもと、EAPの実効性を見える化し、企業の「はたらくをよくする®」取り組みを支援してまいります。その一環として、継続的なデータ公開による改善傾向の追跡を行い、EAPの価値向上に努めてまいります。
*1 WOS(Workplace Outcome Suite):グローバルで標準的に用いられるEAP効果測定指標
*2 WHO-HPQ(Health and work Performance Questionnaire):WHO(世界保健機関)が公開している、健康と労働パフォーマンスに関する質問紙
*3 WOSは、項目ごとにカットオフ値が設定されています。その値以上のスコアは、問題がある状態(リスク層)と判断します。
*4 カウンセリングは1回あたり50分です。相談者が抱える相談・問題の単位をケースとし、1ケース内で実施するセッション回数・期間は、契約や内容によって異なります。
*5 ケース開始時(初回セッション開始前)に事前アンケートを、ケース終了後(最終セッション実施後)に実施後アンケートの回答を求めます。
【参考情報】
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ピースマインド株式会社 マーケティング部
担当:髙橋(たかはし)、末木(すえき)
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