ニュースリリース

九州大学 馬奈木俊介教授がピースマインドのリサーチ・アドバイザーに就任~「はたらくをよくする®」価値評価指標の策定を推進~

企業向けに『はたらくをよくする®』支援事業を展開するピースマインド株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:荻原英人、以下「ピースマインド」)は、九州大学主幹教授で九州大学都市研究センター長の馬奈木俊介氏をリサーチ・アドバイザーに迎えました。

馬奈木教授は、SDGs(*1)の成果指標として注目されている、豊かで持続可能な経済・社会を評価する新たな評価軸である「新国富指標」(*2)に関する研究の世界的な第一人者です。2017年に独ベルリンで開催された環境会合で「富の計測プロジェクト」を代表し『国連・新国富報告書 2018』を発表。国連プロジェクトを主導して、SDGsの施策を進め、豊かな社会づくりを実現するための新しい指標をつくる研究を実施しています。
 
馬奈木教授の持続可能性を評価する新経済指標に関する研究実績と統計分析の高度な知見に、ピースマインドの長年培った企業のメンタルヘルスに関する実績とはたらく人のストレスに関する延べ100万件以上蓄積されたデータ・知見を応用することで、企業の長期持続的な成長に寄与する人的資本に関する研究・サービス開発を推進してまいります。
 

【招聘の背景 ~「はたらくをよくする®」価値評価指標の策定を目指す】

企業の持続的な成長に影響する重要なファクターは、様々な切り口から論じられている状況ではあるものの、そこで「はたらく人」に焦点を当てたものは少ないのが現状です。一方で、はたらく環境を背景とした自殺や精神疾患による労災認定、ハラスメント問題の訴訟など、「はたらく人」の問題は放置しておくと企業にとって経済的にも企業価値にとっても大きなリスクになり得ます。しかしながら、「はたらく人」に関する価値を示す指標は、明確に存在するとは言い難い状況です。そのような背景から、ピースマインドでは、企業活動を担う「はたらく人」のメンタルヘルスの状態を「人的資本」として数値化された企業価値を測る指標を開発することにより、企業の持続性を高めるストレスおよびメンタルヘルス対策のあり方と効果を提示していくことが必要と考えました。

ピースマインドでは、馬奈木教授をリサーチ・アドバイザーに招聘して協働することで、統計分析・データ分析力を強化するとともに、「はたらく人」を企業価値として捉えた「はたらくをよくする®」新たな価値評価指標を開発し、企業が長期にわたって成長していくために必要なストレス対策、予防ソリューションの投資効果について研究・実践して行きます。


● 馬奈木俊介教授のコメント

ストレスを測るだけでなく、改善することの価値を計測します。はたらくことで生み出す価値は、人的資本です。「はたらくをよくする®」の価値評価指標を構築し、ストレスを改善できるプログラム作成をピースマインドと共同で開発していきます。国連目標であるSDGs目標8 「働きがいも経済成長も」では、人が幸せに働き社会に貢献することを目標にしています。人的資本の面で「はたらくをよくする®」がSDGs代表事例となるように取り組んでまいります。
 

● ピースマインド代表取締役社長 荻原英人のコメント

ピースマインドでは「はたらく人が抱える不を解決し 心豊かな未来を創る」をミッションとして、これまでメンタルヘルス・心の領域という目に見えにくい価値の訴求に努めてきました。
この度、目に見えない真の豊かさの新指標を先進的に研究されている馬奈木教授と協働し、「はたらくをよくする®」ための新しい価値評価指標の研究・開発をより一層、強力に推進できることを楽しみにしています。今後ともピースマインドでは、多くのはたらく人と組織の長期持続的成長をご支援できるよう取り組んでまいります。
 

【馬奈木俊介氏 略歴】


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九州大学大学院工学研究院 都市システム工学講座 教授
九州大学都市研究センター長・主幹教授
九州大学大学院工学研究科修士卒、米国ロードアイランド大学大学院博士課程修了(Ph.D.(経済学博士))。
米国サウスカロライナ州立大学ビジネススクール講師、東京農工大学共生科学技術研究部助教授、横浜国立大学経営学部准教授、東北大学環境科学研究科准教授を経て、2015年より九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授。経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェローを兼任。
国連「新国富報告書2018」代表、国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」代表執筆者、国連「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)統括代表執筆者、 OECD(経済協力開発機構 貿易・環境部会)副議長、2018年・世界環境資源経済学会共同議長、ドイツ・The Helmholtz Alliance ENERGY-TRANS特別教授、英国・リーズ大学チェーニー上級フェロー、豪州QUT客員教授、仏・ISEGマネジメントスクール客員教授、慶應義塾大学特別招聘助教授、東京大学客員教授などを歴任。
馬奈木俊介研究室:http://www.managi-lab.com/


*1)SDGs 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/

*2)新国富指標(Inclusive Wealth Index)
2012年6月「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」にて世界に提案された現代経済の持続可能性を評価するために作られた新経済指標。「現在を生きる我々、そして将来の世代が得るであろう福祉を生み出す、社会が保有する富の金銭的価値」を評価する。この指標が増加しているかで持続可能性が改善されたかどうかを判断でき、各国のSDGsの成果指標として期待できるものとして注目されている。3つの資本群(教育や健康などの人的資本、経済的な豊かさを捉える人工資本、自然環境資源などをとらえる自然資本)により構成され、3つの合計が地域における多面的な豊かさ(well-being)を表す。
https://www.unenvironment.org/resources/report/inclusive-wealth-report-2018
 

【参考情報】

新国富指標の現実政策への応用可能性―社会・経済政策の指標としての活用の拡大
https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0511.html
 

【取材等のお問い合わせ先】

ピースマインド株式会社 広報PR室
電話:03-3541-8660
メール:press@peacemind.co.jp
担当:末木
お問合せ:https://www.peacemind.co.jp/contact/form


【プレスリリース】20200915_九州大学 馬奈木俊介教授がピースマインドのリサーチ・アドバイザーに就任.pdf


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