第23回
「健康経営」にストレスチェックをどう活用する?

How can you effectively use Stress Check for "Health and Productivity Management"?

「健康経営」にストレスチェックをどう活用する? How can you effectively use Stress Check for "Health and Productivity Management"?

2024-03-08 17:46

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今回のご相談者

北沢 あゆみさん(36歳)

サービス業T社 人事総務部 主任(社員数630名/本社所在地:埼玉県和光市)


人事総務部に異動して3年目。労務回りを主に担当し、ストレスチェックについても担当。会社方針として健康経営優良法人の取得を目指すことになり、ピースマインドのお助けマン・ミスターパインの下に相談に訪れた。

お助けマン

ミスターパイン

EAPやストレスチェックなど、ピースマインドが提供するサービスのご担当者が抱える課題を解決し、企業にお勤めの皆さまの「はたらくをよくする®」ことに喜びを感じながら日々活動している相談役。趣味は英会話。


北沢さん「パインさん、こんにちは。ストレスチェック導入の際はありがとうございました。おかげさまで、経営層・管理職も含めて結果の理解を深められたみたいです。」

 

パイン「Great to hear. まずは集団分析の結果を理解して自分の職場の状態を理解することが第一歩ですからね。それで、今日はどうしたんですか?」

 

北沢さん「実は、遅ればせながら、会社のブランディングや採用力強化のためにも、健康経営優良法人を取得していきたい、という方針になりまして。例年夏ごろから申請が始まると思うんですが、そろそろ来年度のストレスチェックの準備も始まるので、どんなことを意識して取り組んでいけばよいのかご相談したいなと。」

 

パイン「I see, 1つの参考として、経済産業省から発表されている令和4年度の健康経営度調査のデータ(大規模法人部門)(※1)を見ていきましょう。健康経営度評価の高い企業から低い企業まで、20%刻みでデータが集計されていて、特徴を見て取ることが出来ます。

ここでは、ストレスチェックに主に関連するところをいくつか取り上げて見てみましょう。
 

 

ストレスチェックの受検率と職場改善に関する回答(%)

ストレスチェックの受検率と職場改善に関する回答(%)

北沢さん「受検率は90%以上、というのが優良法人を申請するような企業では当然のことなんですね。職場改善も当たり前のようにやってる…。うちの会社も受検率は大丈夫ですが、職場改善に活用していくのはこれから、というところなので、気が引き締まります。」

 

パイン「That’s right. ピースマインドのお客様でも、健康経営優良法人に認定されている企業が数多くいらっしゃいますし、その改善策のご支援をすることも多いです。」

 

北沢さん「例えばどんなことをやられてるんですか?」

 

パイン「For example, 管理職の皆さんにストレスチェックの読み方と、それを踏まえたアクションプランの立て方に関するレクチャーをして、実際にアクションプランを立てていただき、人事の皆さまでその進捗を把握しながら毎年PDCAサイクルを回していく、みたいなものがあります。」

 

北沢さん「去年は読み方のところまで教えていただきましたが、そこから一歩踏み込んで実践するところを支援していただく、っていうことですね。」

 

パイン「Also, 管理職の皆さんも実践の中で悩まれたり、個別にいろんな課題を抱えていてアクションプランの立て方に悩むケースも多いので、コンサルタントと1対1でのセッションをして個別にご支援する場合もありますね。」

 

北沢さん「なるほど。確かに厳しい状況におかれてる組織の管理職なんかは、こんな大変なのに職場改善なんて…ってなったりしそうですよね。気持ちの面でも支えてもらえるのはありがたいかもしれませんね。

あと、話は変わるんですが、確かデータの開示もしなければいけないんですよね?

 

パイン「Exactly. 健康経営の戦略だけではなくて、各指標の実績値の開示も求められています。令和5年度の調査からは、プレゼンティーズム・アブセンティーズム・ワークエンゲージメントのどれかの指標について、実績値と測定方法を開示することが、ホワイト500の必須要件になりました。」

 

北沢さん「どの指標を開示している会社が多いんですか?」

 

パイン「それでは、こちらも先ほどの調査の結果を見てみましょう。

 

各指標を開示していると回答した企業の割合(%)

各指標を開示していると回答した企業の割合(%)


北沢さん「上位20%とそれ以下でずいぶん差がありますね。受検率は開示しているけど、高ストレス者の比率とかまでは開示してない企業も多いんですね。」

 

パイン「開示に対する抵抗に加えて、プレゼンティーイズムやアブセンティーイズム、ワークエンゲイジメントなどは、そもそもデータをとったり改めて集計をしていない、という企業もありそうですね。逆にこれらを取得して開示している企業は先進的とも言えるかもしれません。
 

ただ、これらの開示が求められるようになったのが本年度の調査からなので、来年からは大きく数値が変わるかもしれませんね。実際、当社でも『今年度はプレゼンティーイズムをストレスチェックとを合わせてデータを集めたい』、といったお客様は増えた実感があります。

 

北沢さん「ワークエンゲイジメントは、80問版のストレスチェックを使ってるので、その中で測定できますよね。」

 

パイン「Indeed. 最終的にどの指標を重視していくかは健康経営の戦略によって決まってきますので、どの指標を追ってどの指標を開示していくかは、改めて検討していただくといいと思います。」

 

北沢さん「ありがとうございます。今年のストレスチェックでどんな項目を測定していくか、ぜひ一緒にご相談させてください!」


今回は、健康経営度調査の結果も参考にしながら、健康経営の推進にストレスチェックをどう活用していくか、どんな指標が関連しているのかを見てきました。

  

健康経営優良法人の取得自体は必ずしも健康経営のゴールではありませんが、企業のイメージアップや人材確保のためのブランディングにもプラスになると言えます。また、企業によっては各種インセンティブがメリットとなる場合もあります。(健康経営優良法人については、詳しくは「ACTION!健康経営」をご覧ください)

 

また、健康経営の実践にあたっては、自社のあるべき姿から健康経営にまつわるKPIを設定し、その数値を追っている企業も数多くあります。喫煙率や生活習慣病有所見者率などのヘルスケア分野、メンタルヘルスに起因する休職者数(率)や、本文でも触れたようなプレゼンティーイズムなど、その指標は様々です。

本文ではストレスチェックにまつわるものを中心に開示指標について触れましたが、あくまでもこのKPIの設定の前提となるのは各企業のあるべき姿、そこから導かれる健康経営の戦略です。

 

プレゼンティーイズムやワークエンゲージメントをはじめとする各指標の測定の仕方や、ストレスチェック結果を活用して、それらの指標を改善していくための施策まで、ピースマインドではご支援をしておりますので、気軽にご相談ください。



本日のまとめ

・健康経営の推進には、自社の戦略に沿った健康経営に関するKPIの設定を

・ストレスチェックを効果的に活用して、ワークエンゲイジメントやプレゼンティーイズムのデータの取得、改善施策に繋げる

※1 経済産業省、「令和4年度健康経営度調査

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