第6回
生産性向上にストレスチェック結果を活用したい!

Utilize Stress Check organizational analysis for improving productivity at workplace

2022-08-01 09:19

今回のご相談者

町田 康介(36歳)

金融業E社 人事部主任 (社員数1100名/本社所在地:東京都目黒区)

 

E社はピースマインドのストレスチェック(80問版)を導入して2年が経過

お助けマン

ミスターパイン

EAPやストレスチェックなど、ピースマインドが提供するサービスのご担当者が抱える課題を解決し、企業にお勤めの皆さまの「はたらくをよくする®」ことに喜びを感じながら日々活動している相談役。趣味は英会話。


町田さん「パインさん、ご無沙汰しております。 昨年のストレスチェックの際はお世話になりました。57問から80問に切り替えたおかげで、職場改善の方策を検討するための材料を幅広く考えられるようになりました。」

 

パイン「That's wonderful! 管理職の皆様にも結果の報告会をしましたが、その後の皆さんの反応はどうですか?」

 

町田さん「ストレスチェックへの理解が深まって、管理職も結果を踏まえて自分なりに職場を良くするため、試行錯誤しているみたいです。必ずしも皆がうまくいっているわけではないですが、まずは管理職がアクションを起こすことが大事だと思うので、継続的に取り組んでいきたいと思います。

それで、今年のストレスチェックなのですが、全社的に『生産性の向上』がテーマとして掲げられていて、 ストレスチェックでも何か情報が得られないか、と言われたのですが、、、。」

 

パイン「生産性向上と関連の強い要素とは、どんなものかを把握したい、ということですか?」

 

町田さん「そうですね、どんな要素を増やせば生産性向上につながりやすいのかを把握できると、 人事としては施策が考えやすいし、現場にもメッセージが出しやすいなと思います。」

 

パイン「Yes, indeed. 目的が明確なのが素晴らしいです。 実は「ストレスチェックを使って何をしたいのか」を明確にすることが、ストレスチェックを有効活用する1番の鍵なんですよ。 今回でいえば、"プレゼンティーズム"という指標が参考になるかもしれません。」

 

町田さん「"プレゼンティーズム"、聞いたことあります! 確かホワイト500※の申請資料にも入っていたような、、、。」

※ホワイト500:経済産業省が顕彰制度を設計し、日本健康会議が認定を行っている健康経営優良法人認定制度のひとつ

 

パイン「”プレゼンティーズム”は生産性を測る指標の1つで、その測定のための項目も開発されています。ストレスチェックのように、本人への質問で訊く場合には、本人の主観になってしまうため、厳密な生産性とはいえない面もありますが、私たちのお客様でも、導入する企業さんが増えてきていますね。」

 

町田さん「でも、それを測定したとして、プレゼンティーズムを改善するために何をすればいいかは、 どうやったらわかるのでしょうか?」

 

パイン「そのために必要なのが分析ですね。 例えば、プレゼンティーズムが高い人・低い人の特徴の相違点や、プレゼンティーズムとストレスチェックの要素の関連性などを分析することで、どの要素を改善することがプレゼンティーズムの改善につながる可能性が高いかを見ることができるんです。」

 

町田さん「人事としての取り組みだけじゃなく、管理職が取り組むことを考える際にも使えそうですね。 メンタル不調だけでなく、生産性というテーマで管理職に説明できるのは、管理職の納得も得やすいなあと思います。 項目も3項目増えるだけですし、分析も含めて取り組むことを提案したいと思います!」

 


 

ピースマインドのストレスチェックでは、目的に応じて様々な項目や分析をご活用いただくことができます。

今回の町田さんは生産性向上でしたが、若手の離職の問題やピープルマネジメント、ハラスメント認識などに関連した項目をご用意しています。

また、ストレスやワークエンゲージメント等の改善するために、ストレスチェックのどの要素が関連が強いのか、といった分析もご活用頂けます。

 

また、効果的にストレスチェックを使うには、「どういう目的でストレスチェックを使いたいか」「ストレスチェックで確かめたい(検証したい)ことは何か」という事前の設計が大事になります。

これが決まると、適切な分析の切り口や、追加する項目、結果を見るときに着目するべき内容が決まってきます。

 

ピースマインドでは、この事前の設計の部分から営業担当やリサーチャーが丁寧に伴走しますので、是非お気軽にご相談ください。


本日の「なるほど!EAP」

プレゼンティーズムとは?

「欠勤にはいたっておらず、勤怠管理上は表に出てこないが、精神面を含め健康上の理由で仕事のパフォーマンスが低下している状態」のこと。

これを測定する項目としては、WHOで世界的に使用されている質問紙に搭載されているWHO-HPQや、東京大学のワーキンググループで開発された東大式一項目版などがあるぞ。


本日のまとめ

 

①ストレスチェックの効果を高めるには、目的を含めた事前設計が大切

追加項目や分析を活用して効果的な仮説検証を

③設計に迷ったら早めにピースマインドにご相談

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