メンタルヘルスサービスのピースマインド カウンセリング統計データに基づき、労働者のメンタル不調の要因を分析

 第81回 日本産業衛生学会にて研究発表 

 

 メンタルヘルスサービスを提供する株式会社ピースマインド(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荻原 国啓、以下ピースマインド)は、2008年6月24日(火)~27日(金)に開催される「第81回日本産業衛生学会」において、「カウンセリング結果に基づく『メンタル不調』要因調査 -大規模外部EAP機関におけるカウンセリング利用状況から- 」の研究発表を行ないます。

 同学会では、「人間らしい労働」と「生活の質」を産業衛生の具体的な目的・テーマと位置づけ、本年は「『人間らしい労働』と『生活の質』の調和-〝働き方の新しい制度設計を〟」がメインテーマとなっています。これを受け当社の調査・研究の専門組織であるピースマインド総合研究所では、当社が提供するEAP(従業員支援プログラム)サービスの契約企業従業員によるカウンセリング利用の統計データを基に、労働者のメンタル不調の要因について分析・発表を行なうことにいたしました。

 過重労働や非正規雇用問題など労働環境の悪化に伴うメンタル不調の問題は年々増加しており、それらの誘因となる要素の分析と対策の具体化は、昨今の労働の場における急務の課題といえます。企業はメンタル不調による労働力損失を防止するため様々な取り組みを始めていますが、その有効性を担保するデータはまだ不足しているのが現状です。先行研究では、労働者のメンタル不調の要因として、「職場内の人間関係」「業務の質・量」等の様々な見地が得られていますが、本調査では、当社過去1年間の継続カウンセリングの実施結果から把握できる要因を解析し、先行研究の結果との差異を検討することによって、今後のメンタルヘルス対策の足がかりとしていくことを目指しています。

 今後もピースマインドでは、組織や個人のメンタルヘルス対策をトータルにサポートしてきた実績とノウハウを生かし、組織および個人の問題解決の一助になりうる有益な情報・提案を積極的に発信し、働く人々のワークライフバランスの実現に寄与してまいります。

 

 

【 第81回日本産業衛生学会 概要 】
・会 期:  2008年6月24日(火)~27日(金)
       ・会 場:   札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)

【 当社発表 概要 】
1. 発表演題  : 「カウンセリング結果に基づく『メンタル不調』要因調査
          - 大規模外部EAP機関におけるカウンセリング利用状況から」
2. 発表日/形式: 2008年6月26日(木)/ 一般演題 ポスター
3. 内容    : EAP(従業員支援プログラム)契約企業従業員のカウンセリング利用状況の統計データ(1年間分)に基づき、メンタル不調と相談テーマとの相関を分析し、様々な母集団における要因の特徴と傾向をとらえる。