就労者のストレスの個人要因に関する経年調査研究発表

~ 第13回 日本産業カウンセリング学会にて ~

 

 メンタルヘルスサービスを提供する株式会社ピースマインド( 本社:東京都中央区、代表取締役社長:荻原国啓、以下ピースマインド )は、2008年10月24日(金)~26日(日)に開催された「 第13回 日本産業カウンセリング学会 」において、「 EAP契約企業社員を対象としたWeb配信によるストレス経年研究 」の研究発表を行ないました。本研究発表は、ピースマインドの調査・研究の専門組織であるピースマインド総合研究所と跡見学園女子大学文学部中野敬子教授との共同研究によるもので、ピースマインドが提供するEAP(従業員支援プログラム)サービスの契約企業従業員によるストレスチェックの統計データを基に、就労者のストレスの個人要因について分析を行なったものです。

 現在、企業において職場のメンタルヘルスの課題への関心は高く、メンタル不調を未然に防ぐため、就労者のストレスレベルを調査する動きも広まっています。個人の受けるストレスの度合いは、職場内外のストレッサーの強度のみならず、ストレス緩衝要因としての個人要因(行動様式、認知特性、コントロールの能力、問題解決能力等)をも加味する必要があり、就労者の持つ個人要因の特性傾向を把握しておくことは、就労者のストレス対策を推進する上で非常に意義があると考えられます。

 ピースマインドでは、今後も組織や個人のメンタルヘルス対策をトータルにサポートしてきた実績とノウハウを生かし、組織および個人の問題解決の一助になりうる有益な調査・研究を積極的に実施し、働く人々の生産性向上やワークライフバランスの実現に寄与してまいります。

【 第13回日本産業カウンセリング学会概要 】
・ 会期   2008年10月24日(金)~26日(日)
・ 会場   立正大学大崎キャンパス

【発表概要】
1. 発表演題
 「 EAP契約企業社員を対象としたweb配信によるストレス経年研究 」
  Ⅰ. デモグラフィック要因の統計報告と利用者の傾向( 株式会社ピースマインド:荻原英人 他 )
  Ⅱ. 各調査内容集計報告その1( ピースマインド総合研究所:小薬理絵 他 )
  Ⅲ. 各調査内容集計報告その2( 株式会社ピースマインド:馬場洋子 他 )
  Ⅳ. 就労者のストレスにおける緩衝要因の役割( 跡見学園女子大学文学部:中野敬子 他 )

2. 発表日/形式
2008年10月26日(日)/個人研究発表

3. 内容
 ピースマインドの契約企業の従業員のセルフケアを目的として提供されたWeb上のストレスチェックの統計データ(約2年間)に基づき、就労者のストレスの個人要因を分析。ストレスチェックは毎月入れ替わる形で、8種類の質問を用意し、それぞれの個人要因分析と、経年比較分析を実施。